このブログ記事は2014年に投稿された内容です。つくし青年会議所は1年ごとに役職や活動内容が刷新されますので、この投稿の内容は最新のものではない可能性がございます。予めご了承下さい。
今回のつくしブログでは、平成26年4月に開署したばかりの「春日警察署」をご紹介します。
これまで私たちの住む「筑紫地区」4市1町(大野城市、春日市、筑紫野市、太宰府市、那珂川町)の安全と安心を守ってきたのは「筑紫野警察署」でした。
この4市1町の人口は、合計で約43万2千人となります。
犯罪の多様化・複雑化が進む中で、筑紫野警察署にとっては広い管轄面積や多い管内人口にどのように対応していくのかということは長年に渡る懸案事項でした。
筑紫野警察署管内における平成24年中の刑法犯認知件数は5405件、人身事故発生件数は3389件となっており、管轄人口も含めてこれらの数字は県内の警察署で最多となっていました。
このような課題を背景に「春日警察署」は筑紫野警察署から分割し、新設されることとなりました。春日警察署が新設されることでこれまでの筑紫野警察署と比べ、管轄人口・面積の減少、現場到着時間の短縮が望まれることから、治安の大幅な向上が期待されているところです。
筑紫野警察署から距離の遠かった大野城市、春日市、那珂川町の住民にとっては筑紫野警察署の分署は長年の悲願と言っても過言ではありませんでした。
ところで、春日警察署開署後の筑紫野警察署との関係は次の通りとなります。
「春日警察署」が管轄するのは大野城市、春日市、那珂川町となります。2市1町の合計人口は25万9151人(平成24年12月31日現在)、平成24年中の刑法犯認知件数は3391件、人身交通事故発生件数は2049件となっています。
「筑紫野警察署」が所管するのは筑紫野市と太宰府市となります。
2市の合計人口は17万2850人(平成24年12月31日現在)、平成24年中の刑法犯認知件数は2009件、人身交通事故件数は1340件となっています。(分割前後の刑法犯認知件数に差があるのは発生地を明確に区分できないもの等が含まれているからです)
警察官の数や管轄する人口、犯罪や事故の発生件数など、規模としては「春日警察署」の方が筑紫野警察署よりやや大きくなっています。
春日警察署の特徴は明るくてお洒落な内外装、そして何よりもエコな庁舎ということです。太陽光発電や天然ガス、地熱を利用した設備を採用しており、環境への負荷を減らすと共に、省エネによる経費節減が期待されています。
講堂や武道場にはたくさんの県産木材が使われているそうです。いずれにしましても、市民が入りやすく、地域から愛され、私たちの安全・安心の最後の砦になってくれる春日警察署の活躍を乞うご期待です。
あ、ちなみに、春日警察署には筑紫野警察署にはないレストランが設置されており、誰でも利用することが可能です。私も個人的に言ってみたくて仕方ないんです・・・。皆さんもカツ丼があるのかどうか確かめに行ってみてはいかがでしょうか?