このブログ記事は2024年に投稿された内容です。つくし青年会議所は1年ごとに役職や活動内容が刷新されますので、この投稿の内容は最新のものではない可能性がございます。予めご了承下さい。
みなさん、こんにちは
新世代コミュニティ委員会で委員長の中川路です。
さて、10月19日(土)に、春日市の松ヶ丘公民館において、結輪~つながる防災大作戦~を実施いたしました。
当日は多くの方々にご協力いただき、無事に事業を終えることができました。雨天にもかかわらず、多くの皆さまにご参加いただき、心より感謝申し上げます。
この事業は、既に様々な目的をもって活動している団体同士が、防災という社会課題にフォーカスをおいて協力し合える関係づくりの構築と、世代間を超えた協力関係の構築と子育て世代を中心とした地域の方々が地域と関わるきっかけをつくることを目的としました。
協力団体として、松ヶ丘自治会さん、天友会さん、ジェンダー平等ネット春日さん、春日市社会福祉協議会さん(順不同)とともに行ってきました。
■各ブースの紹介
「防災すごろく」
モノポリーのように「あがり」がなく、マス目ごとに3択問題があります。これを制限時間内に回答していくことでポイントを得られる仕組みになっています。他の人が解いた問題が自分の番に回ってくることもあるので、繰り返し問題に触れていくことで、自然と防災の知識を学ぶことができます。
「SOSカードの作成」
通学などで家族と離れている際に被災すると、全く想定外の場所へ避難したり、誰かに助けられたりすることがあります。そんな時にSOSカードがあると、家族の情報やアレルギー・服薬情報などの避難時に必要な情報を確認することができ、いち早く家族と再会することが可能となりますし、もし直ぐに再会出来なかったとしても、二次的な被害を防止することが期待できます。SOSカードは家族写真とその裏に、避難時に必要な個人情報を記載するカードです。
「防災チャンバラ」
やわらかい剣を持ち、非利き手の腕にマジックテープを巻き付けて、その上にマジックテープに付けることが出来るボールを装着します。その上で、親世代と子世代が一緒にチームとなって戦います。制限時間内に戦い、生き残った人の数だけポイントが付与されますが、子どものポイントが大きいことが特徴となっています。これにより、親世代は一緒のチームの親と戦略的に戦う必要があり、また自分の子どもだけでなく、他の子どもを守るという行動につながります。
■地域のことは世代間や組織を超えた協力関係で豊かにしていこう
この防災事業は、防災を通じて地域とのつながりを再確認する場を提供し、様々な世代や団体が集い、協力し合える環境づくりを目指したものです。今回の事業を通じて、一般参加者の皆さまが防災の意識を高めただけでなく、社協さんやジェンダー平等ネット春日さんなど、地域のさまざまな団体が主体的にブースを運営し、リハーサルを通して強固な関係が築かれましたと感じています。
地域のコミュニティは、少子高齢化や核家族化が進む中で、後継者不足やつながりの希薄化といった課題に直面しています。こうした中で、地域の課題を住民同士で協力して解決する姿勢を持つことが、地域の魅力を守り、持続的な発展につながると感じています。また、地域のつながりが深まることで、いざという時にも支え合える基盤が整い、私たち一人ひとりの生活や仕事にとってもプラスの影響をもたらすのではないでしょうか。
例えば、防災すごろくについては、今後も地域で活用していきたいとご要望をいただいており、今後も地域での使用が継続されることを期待しています。
改めて、事業にご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。今後も地域の防災力強化と住民同士のつながりを深めるための活動を続けてまいりますので、ぜひ引き続きご支援・ご参加をよろしくお願いいたします。