新世代コミュニティ委員会の中川路です。
4月18日(木)に、4月度例会事業~地域を創る!新しいコミュニティのカタチ~が開催されました。
この事業は、地域課題を解決できる人財となるために地域にあるコミュニティの現状について理解し、自らも人や組織の繋ぎ手となっていこうという目的を元に実施されました。
講師は、那珂川市在住である木藤亮太氏をお招きしました。
木藤亮太氏は、宮崎県日南市にある油津商店街の再生事業に取り組み、現在も全国の様々な行政からの依頼を受け、地域の再生事業に取り組んでいらっしゃいます。
講演の中では、油津商店街のその後や、以前話をした際に参加していた学生が高校生になって再開し、地域に関わる道へ進み始めたことなど、聞いている側にも意欲が湧きたつような内容を話していただきました。
第2部のパネルディスカッションでは、実際に自治会などの地域コミュニティに対して積極的や消極的等の様々な立場のメンバーに登壇してもらい、どういうコミュニティだと参画しやすいのか、また「地域の活動に参加する上で必要な力」と「仕事で発揮する力」の共通して必要な力とは何かということについて話し合いました。「組み合わせる力」「適応力」「応援される力」「共鳴力」と出てきましたが、どれも大切なことであり、仕事以外でも地域という場面においてもこれらは鍛えることが出来る力なのだということが分かりました。
これまで話を聞いてきた地域で活躍する働き世代の方々も、地域に関わり始めたきっかけは様々にありますが、みなさんがエネルギーや人間力に溢れているように感じます。それは、きっかけは様々であっても自分にあったコミュニティがあれば、自然と巻き込まれて力を発揮しているからなのだろうと思います。
私たち新世代コミュニティ委員会は、これから必要なコミュニティ像として、多世代交流であること、また様々なコミュニティが顔を繋いで協力していくことだと考えています。単体のコミュニティでは解決できないことも、複数のコミュニティが持続的に繋がっている状況であれば解決できることもきっとあるはず。そして、このことがきっかけとなり、多くの市民もまた主体的に地域に参画するようになると確信しています。
私たちは、様々な団体や人々と協力しながら、地域が共に手を携えて力を発揮し続けることが出来るように支援していきます。