このブログ記事は2016年に投稿された内容です。つくし青年会議所は1年ごとに役職や活動内容が刷新されますので、この投稿の内容は最新のものではない可能性がございます。予めご了承下さい。
皆さん、おはようございます。小鳥居です。
ブログを見て頂いている方々に厚く御礼申し上げます。
ふと思ったのですが、そもそも青年会議所とはどんな団体なのか、気になっている方も多いかと思いますので、簡単に青年会議所の説明をさせて頂きます。その前になぜ青年会議所をJCと言うのか、この辺りも併せて紹介します。
時は、1910年、アメリカのミズリー州、セントルイス市の若き銀行員でありましたヘンリー・ギッセンバイヤー・ジュニア氏が「青年の活動」に心を燃やして、メンバー間の懇親と若者の社会的地位の向上を目的とした青年クラブであるハーキュリアン・ダンス・クラブを創立しました。当初は伝統的ダンスを守り継ごうという趣旨でありましたが、市民活動へ深く関わっていく事となりました。そして、1915年、セントルイス市の32名の若者によって、「コミュニティとは社会問題に青年が関係し、青年がそれらを巻き込んでいく」という趣旨のもと、「進歩的青年市協会(Yo-ung Men’s Progressive Civic Association=YMPCA)」という団体を組織し、半年後には750名を超えました。それから、1916年には「JC(Junior Citizens)」、1918年には「青年商工会議所(Junior Chamber of Commerce)」へと展開しました。また、1920年に第一次世界大戦後、米国内に存在する同様の団体へ呼びかけて「アメリカ青年商工会議所」を設立し、ギッセンバイヤー氏が当時37歳で初代会頭に就任しました。それをきっかけに、1923年にはカナダ、1928年にはイギリスと国際的にも広がりを見せました。そして、1944年にアメリカを含む中南米8ヵ国がメキシコシティに集い、国際青年商工会議所が発足し、1946年に開催された第1回世界会議パナマ大会(16ヶ国44名参加)で、現在のJCI(Junior Chamber International 国際青年会議所)という名称が承認されました。このような歴史から青年会議所はJCと呼ばれる事となりました。
では、日本に青年会議所が誕生したのはいつでしょうか?戦後の日本の復興と再建を趣旨として、1949年に東京青年会議所が、翌年1950年には大阪青年会議所が設立され、1951年2月には10つの青年会議所が設立され、506名をもって日本青年会議所が創立され、その5月にJCIに加盟しました。現在、全国に697の地域に青年会議所があり、約35,000人の会員が所属しております。「個人の修練」・「社会への奉仕」・「世界との友情」という3信条のもと、20歳から40歳までの青年が集まり、よりよい社会づくりを目指し、地域発展に積極的に取り組んでいます。
つくし青年会議所もその内の1つの青年会議所であり、521番目に1972年に設立された青年会議所であります。実は、昨年2015年度はJCI(Junior Chamber International 国際青年会議所)の運動が始まってから100周年の年を迎え、2016年度は新たなスタートとなる101年目を迎えます。そして、つくし青年会議所では45周年を迎えました。このような歴史を未来へ繋ぐ事の重要性を理解した上で、私たちがその歴史の1ページを作り上げる事を強く意識しながら、2016年度を一生懸命邁進させて頂きます。青年会議所にご興味がある方は、是非ご入会を宜しくお願い致します。今までに見たことがない世界が待っています。共に仲間として活動しましょう!