このブログ記事は2018年に投稿された内容です。つくし青年会議所は1年ごとに役職や活動内容が刷新されますので、この投稿の内容は最新のものではない可能性がございます。予めご了承下さい。
郷土の魅力発信委員会の児嶋です。
今回は本日行われる「梅あげ神事」のご案内です。
「鬼すべ神事」とは
1月7日の夜、年の始めにあたり、その年の災難消除や開運招福を願い、境内東神苑にある鬼すべ堂にて行われる勇壮な火祭りです。
「鬼すべ神事」は、寛和2年(986)道真公の曾孫にあたる大宰大弐 菅原輔正すがわら すけまさによって始められたと伝えられています。当宮の氏子奉仕者およそ300人が鬼を退治する「燻手すべて」と鬼を守る「鬼警固」、そして「鬼係」に分かれ、炎の攻防戦が繰り広げられます。
21時頃、鬼すべ堂前に積まれた松葉や藁に、御本殿で起こされお祓いされた御神火で火がつけられると、一瞬にして炎と煙が夜空を焦がします。
すかさず「燻手」が大団扇で煙を鬼すべ堂へ送り込み、鬼を追い出そうとします。
それに対し、「鬼警固」は堂の板壁を打ち破り、堂内の煙を外に出して鬼を守ります。板壁が破られると荒縄で48ヵ所を縛られた鬼は、「鬼係」に囲まれて堂内を七回半、堂外を三回半まわります。
堂内では神職が、堂外では氏子会長が一周ごとに、鬼に向かって煎り豆を投げ、卯杖うづえで打ち、鬼を退治した後、火の祭典「鬼すべ神事」は幕を閉じます。
燃え残った板壁は「火除けのお守り」としての信仰があり、持ち帰って玄関先にお祀りする風習があります。
私も以前から「松明係」として参加しています。
松明を担ぎ「鬼じゃ!」の掛け声とともに太宰府天満宮門前町を駆け上がることは、普段では出来ない体験ですので毎年楽しみにしています。

以下の動画の終盤に「鬼すべ神事」の様子が紹介されています。
詳細は太宰府天満宮HPをご確認ください。
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/sanpai/saiten/special/onisube
お時間のある方は本日の夜、
太宰府天満宮へお越しください。