万葉集より和歌紹介最終回 〜後編〜

万葉集より和歌紹介最終回 〜後編〜

このブログ記事は2016年に投稿された内容です。つくし青年会議所は1年ごとに役職や活動内容が刷新されますので、この投稿の内容は最新のものではない可能性がございます。予めご了承下さい。


こんにちは。総務・例会運営委員会の日下部です。さて、私の「万葉集」紹介ブログも後編・最後の歌となりました。

以前、筑紫地区は、万葉集を代表する歌人、大伴旅人、山上憶良、大伴家持が訪れた稀有な場所であるとご紹介させて頂きました。約4500首もの膨大な歌の数々。前編で取り上げた別れの歌など、その内容も様々です。

今回ご紹介する歌は、その万葉集において最後に掲載されている歌です。大伴家持の歌となります。家持は2度、ここ筑紫の地を訪れております。幼少期、筑紫で過ごした父・旅人や憶良との時間が、家持を偉大な歌人へと成長させてことは言うまでもありません。

「三年の春正月一日に、因幡国の庁にして饗を国郡の司等に賜ふ宴の歌一首」

本文:新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事 (巻20 4516 大伴家持)    意味:新しい年の初めの正月の今日降る雪のように、もっと積もれに積もれ、良い事を。 

正月に降る雪は大変縁起の良いものとされていました。

このブログをご覧頂いている皆様の新しき年に、多くの吉事がございますように。

意味引用:高岡市万葉歴史館第4回企画展 大伴家持より

 

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天拝山からの眺め

 

 


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