このブログ記事は2014年に投稿された内容です。つくし青年会議所は1年ごとに役職や活動内容が刷新されますので、この投稿の内容は最新のものではない可能性がございます。予めご了承下さい。
皆さん、ロバート議事法とはご存知ですか?
普通に生活するうえでは、聞きなれない言葉だと思います。
我が青年会議所では、いろいろな案件を協議するうえで、このロバート議事法を採用しております。
ロバート議事法とは?
アメリカ合衆国陸軍の少佐であったHenry Martyn Robertが、アメリカ議会の議事規則を元に、もっと普通一般の会議でも用いることができるよう簡略化して考案した議事進行規則です。初対面のメンバーで構成されるような会議であっても、議事が円滑に進行できるようなシステムです。
1)ロバート議事法の基本的原則
下記基本原則をはっきり擁護しており、決められたルールの中での会議運営の時間効率を高め、議決に対する権限を明確にしています。
- (1) 多数者の権利(過半数の賛成)
- (2) 少数者の権利(少数意見の尊重)
- (3) 個人の権利(プライバシーの権利擁護)
- (4) 不在者の権利(不在投票)
2)ロバート議事法の具体的な進め方
会員チームワークをまとめ参加意識をもりあげ、活発な運動へ発展させる手段はまず会議です。会議は効果的会議の進め方により効率的に運ばねばなりませんが、指導力開発の面からも、議事法の精神を学び、実践することがおのずから集団運営能力を向上させるものとなります。
会議の効果的な進め方
(1) 会議前準備の完璧を期す
(2) 参加者は予め次第および議題に目を通す
(3) 正・副議長の周到な意思統一が必要
(4) 議長に発言許可権があり、議長の指名に従って発言する
(5) 動議提出者は、最初に発言する権利を有する
(6) 1つの議題で同意見を2度以上発言しない
(7) 1回の発言は3分以内に心掛ける。
(8) 発言は、検討中の議題の内容に関するものに限る
会議を成功させるには
(1) 1つの議題で同意見を2度以上発言しない。
(2) 上程者は前準備の完璧を期す(議題作成、及びプレゼンテーション)
(3) 1回の発言は3分以内に心掛ける。
(4) 討議の場では意見であるか、質問であるか、動議であるかを明確に発言する。
(5) 賛否を採決する場合は過半数とする。特に重要な問題等は2/3の賛成を必要とする。
(6) いかなる状況においても、人物に対する攻撃をしてはならない。
また他の構成員の発言動議に攻撃や、それを問題にしてはならない。
文字にあらわすと難しいようですが、まずは入会されてから、直に体験され、
職場などに活かされてはいかがでしょうか?必ずスキルアップに繋がると確信します!